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南十字星を観測しよう!沖縄本島の南部で楽しむ星空散歩

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冬から春にかけて南の空に見える十字架の星座。それが、みなみじゅうじ座の呼び名を持つ「南十字星」です。南半球オーストラリアやニュージーランドが有名ですが、沖縄本島の南部でも見ることができるのです。国内でも観測できる、南十字星の楽しみ方を紹介いたします。

南十字星の楽しみ方について

「南十字星」;みなみじゅうじ座、Southern Cross(サザンクロス)
この名称は、白鳥座の北十字星に相反してつけられ、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」にも登場するお馴染みの呼び名です。南半球では、大航海時代の北極星と同じのように目印として使われていました。北半球では沖縄本島、八重山諸島、小笠原諸島などで観測ができます。

沖縄本島南部の観測スポットとしては、糸満市の喜屋武岬、南城市の奥武島、南城市の知念岬公園などが知られ、沖縄の八重山諸島では、石垣島、竹富島、波照間島などが挙げられます。
観測できる時期は、12月下旬~6月ごろ。南中時間が20時~23時となる4月初旬~6月初旬が観測しやすく、おすすめは5月です。

(参照:石垣島天文台のホームページ
http://www.miz.nao.ac.jp/ishigaki/content/南十字星情報

南十字星の探し方について

観測しやすいのは、5月の22時以降。水平線が見える場所や高台から見下ろせるような場所がおすすめです。南の空に浮かぶ台形の星座「からす座」を見つけ、その台形の中心線あたりから、まっすぐ垂直に海へと目線を下ろしていくと見つけやすいです。

南十字星の上には、ケンタウルス座のひしゃく部分があるので、それを目安に少し赤みを帯びたガクルックス星を見つけてみましょう。水平線から近いため、水蒸気で靄がかかることもあります。十字の上の星、左右3つの星は観測しやすく、十字の下の星が見えるのは観測条件の良い時になります。見つけられたら、とても幸運ですよ。

左上のケンタウルス座のオメガ星団を見つけて、双眼鏡や天体望遠鏡で観測するのも楽しく、球状星団の美しさから、また他の星団を見つけたくなるかもしれません。

観測準備のポイントとしては、星座盤や星空アプリなどを利用して目視で観測。7倍の星空用双眼鏡も便利です。星空観測時には、光の総量が望遠鏡、双眼鏡、カメラなどに影響するため、赤いライトを用意するのが望ましいです。観察場所でのトイレの確認、駐車場や段差などを日中の明るいうちにチェックして、下見しておくと良さそうです。

ちなみに、沖縄の八重山方言で呼ばれる星の名前があります。それは「てぃんがーら」。一般的には「天の川」と呼ばれています。


竹富島の天の川 写真提供;(c)かんの

(文/おおしろようこ)

【おおしろようこさんプロフィール】
沖縄生まれ。沖縄キリスト教短期大学卒。会社員兼ライター。放送大学の自然と環境コースで天文、宇宙のことを学んでいる。天文宇宙検定2級、JAXA宇宙教育リーダー、星空準案内人。趣味はカメラ、詩や文学を書くこと。

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