(前編)首里のはじっこに、命の泉と森 があった。【沖縄のはじっこを見に行く #2】

16+

 
那覇単身赴任6ヶ月。
大阪のおっちゃんは休日にひたすらうろつく。
今回は青い海、白いビーチではない場所にビビビッときた話。

おっちゃんは映画大好き。
桜坂劇場の年間見放題会員である!

休日は2、3本観ることもある。
33000円の年会費の元を取る気満々やからね。

この夏観た「ジーマーミ豆腐」という映画には
不思議な明るい色合いの「石畳の急坂」が何度も出てくる。

坂の中程にある開放的な作りの家に
主人公がジーマーミ豆腐を持って立ち寄るのだが、
そのロケ場所の佇まいに惚れてしまった。
どこや、これ?

石畳は実に明るい色で
形も不規則に敷き詰められている。
綺麗や〜。歩いてみたい!

首里の裏側か。
行けるな。行ってみたいなー。

で、すぐ行ってみた。


首里城の外れ。
王たちの眠る玉陵(たまうどぅん)の傍から降りて行く。
丁寧な道標がある。

首里金城町石畳道

400年以上前に作られた琉球王朝の石畳が、
戦火の破壊を免れ300メートルだけ残っているのだ。
周りの壁やらもいい風情だわ〜。

泊の港から見たら山の背面だから
艦砲射撃を受けなかったのかもしれんなぁ。
良かったな〜。

かなりの急勾配。
明るい色なのは琉球石灰岩だから。
磨耗も激しく、目地に草も生え、歩くのは結構たいへん。
雨で滑ると危ない…

地元の方の生活を考えると無邪気にはしゃげない。

舗装したくなることもあるかもしれない。

この日は人通りも少なく、タイムスリップ感がどっぷり味わえた。

坂途中の表示に、「首里金城の大アカギ」とある。

これは会社の地元出身者から聞いた記憶のある単語だ。
なんやったかな〜。
年に一回木が血を流すとかなんとか言ってたなー…
こわ〜。

もちろん、寄り道する。
するとこれが大当たり。
樹齢200年超のアカギの大木が6本。

圧倒的な存在感。
ダースベーダー6人登場的な!

周りの木々を従えてものごっついスピリチュアルな空間を形作っている。

他の訪問者が無くて、貸切パワースポットを堪能した。
なんと贅沢、やけど何やらゾバゾバっとする。
トイレに行きたくなる。
昔、冷房の効いた「主婦の店」というスーパーに入ると
必ずお腹がぎゅーっとなったのを思い出す。

風も動かない。
手書きの、気合がこもりまくった案内板を熟読。
なんやこの強い字体、伝達力!情念!

「お前か大阪から来たおっちゃんは。
まあ、ぼちぼち謙虚にやれよ」と大アカギに言われた。
(ような気がした)

蚊に刺されたので退散。

≫後編へ続く

執筆者:長谷川和夫
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