ときわの島 公事清明祭【特別寄稿 尚本家第23代当主 尚衞】

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皆さん、こんにちは。
娘の挨拶に続き今回は私が伊是名島の伝統行事「公事清明祭」(クージヌシーミ)について語ろうと思います。

清明祭とは18世紀頃に当時の清国から伝わってきたもので、清明の節に行われる先祖のお墓参りのことです。

「伊是名島の公事清明祭が行われないと、一般家庭の清明祭ができない。」といわれる大事な伝統行事が毎年4月初旬に伊是名村主催で行われています。
深く感謝

伊是名島は尚円王の生まれた島で、尚円王は第二尚氏王統の始祖にあたります。伊是名島の象徴である伊是名城跡の麓には、尚円王の両親のお墓として建立された伊是名玉陵があります。

伊是名玉陵には尚円王の両親や親戚、また私の父である第22代当主でありました尚裕氏も眠っております。
公事清明祭の儀式とは、この伊是名玉陵にて行われるのであります。

公事清明祭に供えられるお供え物

公事清明祭に供えられるお供え物は独特で、琉球王国時代の王府より遣わされた使者がその子細を文書に残しておりまして、お供え物、専用の御道具の並べ方、人員の配置、式次第等に至るまで遥かな昔より変わらず伝えられております。

伊是名島の伝統行事「公事清明祭」(クージヌシーミ)

公事清明祭の行事が現在まで継承されてきたことは、琉球の風儀を愛して下さる皆様方のご尽力の賜であり、有難く思うとともに、深く感謝申し上げます。

この公事清明祭には、第23代尚本家当主として参列をさせて頂きまして、公事清明祭を終えてから、首里の玉陵御清明祭を執り行います。

これは、祖先を敬い大切にする気持ちを忘れない為に、まずは祖先のお墓で公事清明祭を執り行いまして、次に先祖にあたります首里の玉陵にて御清明祭を執り行うことで慰霊の筋道を明らかにするためであります。

祖先は私達の根幹であります。遠い祖先が居なければ私達も今ここに居ません。その祖先を敬う気持ちを大切に後世に伝えていけたらと思いお話を終えさせて頂きます。

【特別寄稿者筆者】
尚 衞(しょう まもる)
尚本家第23代当主。
1950年生まれ。
玉川大学卒業後、アメリカアラバマ州、サンフォード大学(Samford University in Birmingham Alabama U.S.A)にてMBA取得。
一般社団法人 琉球歴史文化継承振興会(申請中)代表理事(就任予定)として務める。

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