投稿日:2019.12.26

特別番組 琉球歴史ドラマ『尚円王』【元琉球王族、尚家が語る沖縄への想い】

皆様こんにちは。OKINAWA41を訪問頂き、有難うございます。
さて今回は12月9日に告示された、RBC琉球放送開局65周年特別番組 琉球歴史ドラマ『尚円王』についてお話しいたします。
琉球放送は昭和24年に開局し、今年晴れて65周年を迎えました。その周年事業の特別ドラマの題材として第二尚氏始祖『尚円王』を選んで頂きましたこと、後裔として嬉しく思います。

特別ドラマ『尚円王』

出演者は全てオーディションで選別し、沖縄県内外で活躍している経験豊富な俳優陣で固められております。沖縄の出身者の俳優、女優の方々の活躍を観られ、とても嬉しく思います。

〈全3話予定〉
第1話:尚泰久王の崩御~尚徳王との確執
(放送日:令和2年 2月12日(水)よる8時~)
第2話:国相・程茂の妬み~金丸・かりそめの隠居
(放送日:令和2年 2月19日(水)よる8時~)
第3話:クーデター前夜~物呉ゆしどぅ我御主・尚円王の誕生
(放送日:令和2年 2月26日(水)よる8時~)

ドラマの1シーン
[第1話 喜界島から帰ってきた尚徳を迎える、金丸、宣威、芥隠ら家来たち]

〈あらすじ〉
15世紀、佐敷の地方按司だった尚巴志により琉球は統一され繁栄の兆しを見せた。
しかし、後を継いだ王たちは次々に亡くなり、王の座を巡り内乱が起こる、度重なる争いにより琉球は疲弊していた。
その時代の中、尚巴志の末の息子尚泰久が王の座につくことになる。
その尚泰久に見出され、農民の出でありながら異例の出世を遂げた男がいた。
男の名は金丸。持ち前の機転で琉球王府を支えていた。
だが、尚泰久もまた若くして病に倒れることになる。
新しい王となった尚泰久の息子尚徳は喜界島への遠征を言い出す。
しかし、喜界島を攻めれば、大和(日本)と戦争になるかもしれない。
財政が厳しいことなどを理由に反対する金丸。
だが国相である華人程茂の陰謀により、喜界島遠征は決定、戦費の用意をしなければいけなくなる。
金丸は考えの違いから、かつての盟友賢雄とも距離が離れていく
琉球を守る為に金丸はどうするのか!?


[尚円王相関図]

沖縄の皆様方が少しでも視聴頂きまして、内地でも放送され多くの方に昔琉球王国という国があった事、歴史があった事を認識して頂けましたら幸いに思います。

※本文内の画像は琉球放送より

【筆者】
尚 衞(しょう まもる)
尚本家第23代当主。
1950年生まれ。
玉川大学卒業後、アメリカアラバマ州、サンフォード大学(Samford University in Birmingham Alabama U.S.A)にてMBA取得。
一般社団法人 琉球歴史文化継承振興会代表理事として務める。

◆一般社団法人 琉球歴史文化継承振興会
https://ryukyu.or.jp