【企業レポート】沖縄の働き方~株式会社楽縁 地方創生の切り札を沖縄に…

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株式会社楽縁は沖縄県を拠点に日本版CCRCを広める事業を展開しています。

株式会社楽縁の代表取締役の佐藤順一郎さんは、「CCRCが単にシニアの移住者を増やすだけでなく、雇用を生み、若い人が地方にとどまり、地域活性化につながる」との思いで、沖縄だけでなく、福岡や山梨等多くの地域でCCRCのプロデュースや地域活性化のプロジェクトに参画し、精力的に活動されています。1ヶ月のうち沖縄にいるのは1週間程度で、あとは全国を飛び回る、2拠点居住どころか3~4拠点居住の生活を送っていらっしゃるようです。


株式会社楽縁の佐藤さんがCCRCの設立を目指す読谷村の海岸


CCRCの設立予定地の目の前には綺麗なビーチが広がり、入居者の家族や友人だけでなく、地元の人とも遊び、学び、交流できる場にしたいと佐藤さんは語ります。

佐藤さんのご出身は埼玉県で、沖縄に移住して5年目とのことですが、穏やかで周囲を包み込むような、ゆったりとしたお人柄で、すでに沖縄に溶け込んでいるようです。お話を伺っていると、空手の先生、三線の先生、起業家、大学の先生、お魚のプロ・・・と次々に地元の面白い方やその活動を嬉しそうに紹介してくれます。たくさんの素敵な友人に囲まれている様子がありありと伺えます。


奥様がオープンされたお店の縁側でくつろぐ佐藤さん。ご自身が建築関係のキャリアを歩まれてきたこともあり、リフォームはほぼご自身でされたそうです。

いいことばかりなのかなと、「沖縄と他の地域を仕事で行き来する生活で大変なことはありますか?」と伺うと、「時間の感覚が、やはり沖縄はゆっくりで東京はせわしいですよね。なので、例えば沖縄から東京に行くと、はじめの2~3日はなんか慌ただしくて疲れるなと思い、もう2~3日してそのスピード感に慣れてくると、沖縄に帰ることになり。そうすると沖縄ではじめの2~3日は、東京の感覚が残っているので『沖縄の人はのんびりだなぁ』とちょっと急かしたくなる気持ちもあるけど、もう2~3日するとそれに馴染んでたり…とまあ、時間感覚やスピード感の切り替えが必要になりますよね」と、お話になるご様子は、ご自身が心からやりたい仕事をされているので、お忙しいけれども充実した日々のように感じられました。

ご家族のことを伺うと、奥様の綾子さんは、二人のお子さんを育てながら、読谷村で「にじいろプレイス」という素敵なカフェとアートのお店をオープンされているそうです。


奥お店の2階のテラスからは読谷の綺麗な海岸が一望できます。BBQはもちろん、夏は友人がビアホールをオープンするとのこと。

次回は、奥様の佐藤綾子さんに、移住について、起業について、そして家族生活や育児について伺いたいと思います。
(この項つづく)

※CCRCは「Continuing Care Retirement Community」の略で、健康な時から入居して生活や趣味をアクティブに楽しめ、介護が必要になった時には継続的にケアを提供する高齢者施設のコンセプトです。アメリカでは既に約2千ヵ所、居住者約70万人、約3兆円という市場規模になっているそうです。
CCRCでは、単純に老人ホームや介護施設を増やそうという発想ではなく、健康寿命を伸ばすために、予防医療、食事、生涯学習、軽就労、社会参加が効果的にプログラム化されており、また、雇用の面で、介護・ヘルパー以外にも健康ビッグデータ分析、ソーシャルワーカー、学習や社会参加プログラム開発、ホスピタリティ関連等、新たな仕事を生み、地元に大きな経済効果を生み出すといったポジティブな発想が特徴です。
日本版CCRCはまだまだこれからですが、高齢者だけでなく多世代が集い、働き、学び、担い手となる「街まるごと」で輝くコミュニティ創りが可能であり、日本では地方創生の切り札としても期待できるとのことです。
(以上、三菱総合研究所プラチナ社会研究会『地方創生のエンジン「日本版CCRC」の可能性』を参照http://platinum.mri.co.jp/recommendations/proposal/platinum-ccrc)

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