沖縄最北端の道の駅「ゆいゆい国頭」の楽しみ方

沖縄最北端の道の駅ゆいゆい国頭

那覇空港から約2時間、沖縄北部、国頭村にある道の駅、ゆいゆい国頭。
やんばる地区の観光を盛り上げようと25年前に建てられた、沖縄最北の道の駅です。

今回ゆいゆい国頭にお伺いし、統括駅長の田場さんからお話をお伺いしてきました。

建物に込められた意味

まず印象的なのは建物の大きさ、そして道の駅の広さです！
特産品コーナーが入っている建物は木でできた三角屋根が特徴的です。
こちらは国頭村に位置する、沖縄県最高峰である「与那覇岳」の連なりをイメージして沖縄の琉球松で建てられています。そして自然の光を多く取り入れるために作られたガラス張りの壁には、ヤンバルクイナの足跡をイメージした模様が施されています。
意味を知った上で改めて見てみると、国頭村の魅力が詰まっていて、素敵ですね！

そしていざ、建物へ入ろうとする際に目に入るヤンバルクイナの銅像！
こちらは昭和62年に沖縄で開催された全国スポーツ大会、「海邦国体」のウェイトリフティングの会場が国頭村となったこと、また沖縄県出身のウェイトリフティング選手、平良朝治氏が本大会にて優勝したことを記念して地元の建設会社さんによって建てられたそうです。

ゆいゆいとは？

そもそも、「ゆいゆい」とはどのような意味なのでしょうか？
ゆいゆいは沖縄言葉で助け合い、支えあうことを意味する「結まーる」に由来しており、人と人を繋ぐ場所となってほしいという意味が込められてこの名前となったそうです。

誘客に向けた取組

那覇から車で2時間の場所に位置することもあり、誘客に向けた工夫を何かされているのか、気になるところですが、やんばる地域は合宿所としてプロ野球球団日本ハムを始め、大学の生徒さんを受け入れており、またやんばる3村（国頭村・大宜味村・東村）で積極的に取り組んでいる民泊でも多くの生徒さんを受けて入れており、来訪する皆さんに割引のキャンペーンを実施しているそうです。

そのため、観光ピークの夏季だけでなく、1年間の誘客数に大きな差はないとのこと。

更に、近くの奥間レストセンター（米軍保養施設）を始めとする米軍基地からの来客も多いとか。

やんばるの魅力が国内だけでなく海外に広まるきっかけとなりそうですね。

では、店内を見てみましょう！

店内を見てみると、ゆいゆい国頭の人気商品TOP10が提示されてます！どれも沖縄ならではの特産品！気になりますね！

人気商品の中でも田場さんイチオシは「くにがみドーナツ」！

こちらのドーナツは保存料等の添加物に加え卵・牛乳・動物油脂を一切使用していないため、アレルギーを持つお子さんでも楽しめるお菓子となっております。学校の給食としても頼まれているとか。

味はプレーン、チョコ、パイン、たんかん、からぎ（シナモン）の全5種類です。

お立ち寄りの際は是非召し上がってみてください！

2番目に人気の商品は「くんじゃんなんとぅ」

くんじゃんは国頭、なんとぅは沖縄の伝統的な黒糖餅菓子（なんとぅ（年頭）にしか食べられない貴重なお菓子として沖縄では昔から受け継がれていたとのことです。）を意味しています。とても人気なようで、訪問した時は残念ながら売り切れでした😢
現在くんじゃんなんとぅは国頭村に住むおばあさんが1人で作っているそうで、伝統の味を継承するために現在お孫さんも作り方を勉強しながらお手伝いをしているそうです。

食べ物の他にもヤンバルクイナや天然記念物をモチーフとしたステッカーやTシャツ等、かわいいグッズがたくさん！中には歴史ある泡盛ブランド、「まる田」のパッケージをやんばる風にアレンジしたものも！全国旅行支援のクーポンも使用できるとのことですので、是非お土産買ってみてください！

ふるさと市　新鮮野菜販売

ゆいゆい国頭には特産品売店以外にも新鮮野菜やフルーツの直売所もあります！
こちらには農家さんが仕入れた新鮮な農作物を売っており、県外ではなかなか見ることのないゴーヤやパパイヤ等が売られています。
地元の給食センターからも注文を受けており、夏になるとパイナップルやマンゴー等のフルーツも売っているみたいです！