☆寒い?寒くない?衣替えはいつ?離島の冬事情いろいろ☆
みなさまこんにちは!最近は沖縄も、私のいる多良間島も少し秋めいてきました。と言っても、夜にクーラーをかけずに寝られるようになったくらいの微々たる差ではあるのですが(笑)、それでも、電気代が気になる私としてはありがたいことです♪
実は先週、出張で青森まで行ってきたのですが、そこはもうすっかり冬の気候。雪こそ降っていなかったのですが、平均気温は10度前後、夜には冷たい雨・・・泊まったロッジが標高の高いところにあったこともあり、何枚も上着を重ね着しても寒い離島民なのでした(笑)。
そして、内地に行くとよく聞かれるのですが、「沖縄って、冬もそんなに寒くないんでしょう?」ということ。うーんそうですねぇ、これは話すといろいろと長くなりそうなので、コラムでお答えしましょうか!ということで。今回のテーマは、「沖縄離島の冬いろいろ」です。沖縄の冬がどんな感じか気になるあなたも、そうでないあなたも、是非読んでいってくださいね!

【まずは沖縄の地理からお勉強。本島と多良間でも天気が違うってほんと?】
読者の皆様の中には、「沖縄」というと、「どこに行っても暖かいのでは?」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも実は・・・同じ沖縄でも、本島の那覇と離島の多良間では、天気も気温も台風の進路も異なることが多々あります。
地理的な話になるのですが、多良間島は宮古島とともに「宮古群島」と区分され、沖縄本島の約345km南方に位置します。この距離は大体、東京~大阪間とお伝えすれば分かりやすいでしょうか。東京と大阪でも天気が全然違うように、沖縄の中でも、那覇と多良間は天気が違うことがしょっちゅうです。意外と、内地にお住まいの方は沖縄の大きさ(広さ)を勘違いされている方が多く、そのたびに頑張って説明をして回っている私です(笑)。
「那覇からやんばる(北部)までバスで1時間くらいでしょ?」→高速で3時間以上かかります。
「石垣島は那覇から車でどれくらい?(本当に聞かれました)」→離島ですあしからず・・・。
「沖縄本島に大雨警報出ているけど、多良間は大丈夫?」→そよ風、ピーカン晴れです。
ということで、沖縄は意外に大きいと言うことをご理解いただいた上で。よくご心配をいただく台風も、「本島直撃!」となっていても、多良間は時化の影響を少し受ける程度でそよ風、という現象も少なくないのです。私の友人たちも、移住当初は沖縄に台風が来るたびに心配してくれていましたが、「沖縄って意外に大きいよ」という説明をしたところ、「先島諸島・宮古群島、って書いてある時だけ(私を)心配すればいい!」とご理解をいただきました(笑)。

そして、多良間島を含む宮古群島は本島より南に位置するため、気温も本島より多少高い日が多いです。本島が26度だったら多良間は28度だったりとかします。夏は内地よりは涼しいと言われる多良間ですが(実際にそうです)、冬はやっぱりきっちり、内地よりは暖かいのは事実です。そうじゃなかったら、寒さに弱くて沖縄に移住した私の立場がないです(笑)。
で!実際のところ、多良間の冬ってどうなの?衣替えのタイミングは?というところを、次からお話ししていきたいと思います。
【意外としっかり寒い?でも寒くなるのは遅い感じです】
多良間に移住して5度目の秋を迎えている私ですが、今年は少し寒くなるのが遅いなぁという感じです。例年は、10月に入るとだんだん30度を切る日の方が多くなってきて、日によっては長袖を引っ張り出す、ということが多かったのですが、今年は10月上旬で30度以上が続くなど、いつになってもクーラーが欠かせない日が続いていました。今このコラムを書いているのが10月下旬にかかった頃なのですが、少し雨が降って、やっと気温が30度を切る日が出てきました(今も外で雨風がすごいです)。週間予報では、最高気温は20度台後半、最低気温は20度台前半という感じで、少しずつ秋めいていく感じです。ここから一気に寒くなる・・・かと思いきや、11月に入ってからもまだまだ気温が上がる日もあったりして、本当に衣替えの時期が読めません(笑)。

こんな感じで衣替えのタイミングを逃しながら12月に突入することも多々あります。だってだって、12月でも最高気温普通に24度とかあるのです。私の実家(横浜)と、気温がダブルスコア(24度―12度)なんて言うことも珍しくありません。
はい、内地から離島に移住した「なんちゃってウチナンチュ」、体感温度と季節感が見事にバグります。年末に帰省する時も20度以上普通にあるので油断します。薄手のコートは持って行くのですが、多良間からの機内では、本当に物珍しく見られます(笑)。そして羽田空港に着いた瞬間に内地の寒さの洗礼を受けて風邪をもらう・・・までが、毎年の年末年始の私のルーティンだったりします。今年こそは風邪を引かないように・・・頑張りたいと思います!
さすがに年が明けたら、沖縄もそれなりに寒いでしょ?はい。むしろ年明けから2月末ぐらいまでが寒さのピークです。なので、毎年大体衣替えはこの時期にやります(遅い)。でも、寒いといっても内地ほどの寒さはもちろんありません。最高気温は20度前後、最低気温は10度を切ったのを見たことがありません。一昨年は2月になんと最高気温が28度まで上がり、冬なのにまさかのクーラーのお世話になるということがありましたが・・・。
また、多良間は「島」なので、海からの風がかなり強く吹きます。そのため、気温20度となっていても、体感温度はもう少し低くなる感じになります。なので、冬の風の強い日は用事がない限り室内にこもって仕事をします(徹底的に寒さに弱い私です)。
【多良間の冬の必需品は?○○専用のエアコンもあるよ!】
多良間の冬は、2月が大体寒さのピークで、その後は緩やかに時に急激に暖かくなり、3月も半ばになれば、短い冬が終わる感じになります。そんな短い多良間の冬ですが、快適に過ごすために皆様(もちろん私も)いろいろ工夫をされているようですよ!
まず、「衣替えのタイミングが読めない」という話は先ほどの通りなのですが、お部屋の冬支度は、大体私は11月末ぐらいから始めます。
・リビングの夏用のい草ゴザを片付けて、モフモフの起毛のラグへ変更
・エアコンのお掃除をしてコンセントを抜いておく
・扇風機やウチワなど、夏の必需品をいったん押し入れにしまい、足元ヒーターを出す
という感じです。半袖の服などはすべて片付けてしまうわけではなく、気候を見ながら少しずつ長袖と入れ替えていく、という感じになります。長袖の服はかさばるので、いっぺんに全部出してしまうと大変なことになるからです(笑)。
そして、私の冬の必需品もいくつかあります。
・モコモコ靴下(複数枚所持)
・足元ヒーター/電気ストーブ
・なめらか起毛の冬用ブランケット
・加湿器(超重要)

だいたいこの必需品たちがあれば、多良間の冬はどうにか乗り切れます♪足元ヒーターはシャワー上がりや寝る直前の寝室で使用すれば、足元ぽかぽかで心地よく眠ることが出来ます。電気ストーブは、めちゃめちゃ暖かくなるのですが、電気代が半端ないと聞いているので、本当に相当寒いときに短時間しか利用しないです。その代わりにモコモコ靴下を履いています!
そして先ほど、エアコンのお掃除をしてコンセントも抜いてしまうと書きましたが、「え?冬に使わないの?」と思われた方もいらっしゃるかと思います。実は私のエアコン、「冷房専用」なので、クーラーしか使用できないのです。内地では冬場はエアコンのお世話になることも多かった私ですが、実際に住んでみて、冬のエアコンはいらないなというのが正直な感想です。エアコンをつけると空気も乾燥しますしね。少し寒いと思ったら、一瞬だけ電気ストーブを稼働してからなめらか起毛のブランケットをかぶってすぐ寝てしまいます♪
え?どうして最初から「冷房専用」のエアコンにしたかって?・・・そりゃぁ・・・エアコンの機種代と設置料金がめちゃめちゃ安いからです(笑)。でも今は、その選択で間違ってなかったと思っております!(沖縄にはちゃんと「冷暖共用」のエアコンも売っています、念のため)
寒いのが苦手で沖縄に避難してきた私が、毎年この装備で冬を越えることが出来ているので(笑)、寒さに強い方にとっては、多良間の冬は意外ともっと快適かもしれませんね!観光シーズンは夏!と思われがちな沖縄ですが、寒さもあまりなく、台風のシーズンも終わり、海にも足をチャプチャプすることが出来るこの秋~冬のシーズンは実は結構お勧めなんです♪
今まで「夏しか沖縄に行ったことがない!」という方も、意外と快適な「冬の多良間」へめんそーれ♪きっとまた新しい発見があるはずですよ!住む人の心は冬でもあったかい多良間で、春夏秋冬いつでもお待ちしてます♪