投稿日:2018.09.06

平敷屋エイサー

沖縄県うるま市にある平敷屋エイサーは、100年以上という県内で1番古い歴史を持つ青年会です。
現代のエイサーは大太鼓や鮮やかな衣装を取り入れ、ダイナミックで華やかな演技ですが、平敷屋エイサーは先祖に演舞を奉納する奉納エイサーなので、お坊さんのような衣装と裸足、そして大太鼓なしのパーランクーだけという他の青年会にはない素朴なスタイルで踊ります。

平敷屋の歴史ある奉納エイサー
旧盆の時期に沖縄に来た際は、平敷屋の歴史ある奉納エイサーを、衣装を、意味のある配列をぜひ意識して見てもらえると、エイサーの奥深さ楽しさが伝わると思います!

平敷屋の歴史ある奉納エイサー
平敷屋エイサーの特徴は同じ地区で西と東に分かれていて、西は女性的でしなやかに、東は男性的で力強く踊ります。
衣装も西のチョンダラーはシンプルで東はカラフル、踊り手の衣装も一見同じ色ですが、背中の形が違います。
そしてなんと太鼓を打つバチも毎年木から枝を切ってイチから作っているそうです!

平敷屋の歴史ある奉納エイサー
平敷屋エイサー旧盆の最終日(沖縄ではウークイという)に、カミヤーと呼ばれる拝所と、その翌日に青年会主催の平敷屋の夕べというお祭りで、全ての歌と踊りが見られます。


ちなみに太鼓の人達を横一列で見ると、平敷屋の「へ」の字を意識して身長順に並んでいるそうです。細かいところまでこだわりがあって、すごいですね!