投稿日:2026.02.26

☆友達100人出来るかな?多良間の楽しいご近所付き合い☆

 みなさまこんにちは!多良間はすっかり春めいてきて、扇風機を出す日も増えてきました☆冬の間縮こまっていた寒がりの私は、暖かい日が増えると、ふらり村内散歩に行きたくなります。移住5年目、島の仲良しさんも増えてきて、お出かけするのも楽しいです♪

実は、先日用事があって那覇へ行ってきたのですが、職場の友人から「あっきーさん、先週那覇に行ってなかった?バスで『らしき人』を見かけたってうちの娘が」との衝撃情報が(笑)。日付とバスの行き先を確認したところ、まさにドンピシャで私。娘さん曰く、「おかぁの職場にいる背の高い細身の女性~」ということで、私だろう!と友人が思い当たったようです。
彼女曰く、「多良間の人は、島外でも何となく『仲間』が分かるみたいね~」と。これぞ多良間ネットワーク(?)。でも実際、多良間の人たちってどんな感じで人付き合いされているのか、ちょっと気になりませんか?今回は、あっきー版「楽しい多良間の人付き合い」についてお伝えしたいと思います!

※島民の皆様が集まる年中行事やイベントが多く、世代間の交流も盛んです!

【パターン① 仕事で知り合ったねーねーに飲みに誘われて仲良くなる】

 5年前、地域おこし協力隊として多良間に移住した私。担当していた業務が観光関係であり、将来は島のガイドにというミッションでした(ガイドはもちろん今もやっていますよ!)。そのため、島内を見て回る機会が多く、特に、たくさんの多良間の資料が保管してある「ふるさと民俗学習館」には、多い時には週に2~3回ほども訪問。館長さんから、様々な多良間の歴史を教わっていました。

学習館には、館長さんの他にも事務回りを担当されているねーねーがいらっしゃるのですが、こちらの方が何を隠そう、私のコラムに何度も登場されている、「ネイルサロン」をされているねーねーです!学習館に通ううちにねーねーとも顔なじみになってきたある日、「あっきーさん、今度うちに飲みにおいでよ!」と誘ってくださったのです。

※島内に6か所ある「御嶽(うたき)」。行事ごとなどで人が集う、生活に根付いた場所です。

 島には居酒屋さんもありますが、多くの方は誰かの家に集まって飲んでいます。ねーねーのお家は、庭がきれいに手入れされており、人が集まりやすいバーカウンターのようなものもあります。聞くところによると、週に何度も「常連」メンバーがふらりとやってきてはおしゃべりしていくのだとか。当日、お酒を手土産に恐る恐る向かった私を、ねーねー含む島の皆様があたたかく「いらっしゃ~い♪」と迎え入れてくれ、ほっとしたのを今でも覚えています。

 ねーねーとはその後も交流は続き、島内の別の場所で会っても声をかけてくれるようになりました。素敵なご自宅にも、いつでもおいで~♪、と声をかけて頂き、休みの日にお邪魔してコーヒー片手におしゃべりなんてことも。そして、ねーねーの家には本当にたくさんの島の方(お友達)が出入りされているので、私がいると、「あれ、どっかで見た子ね~?」と声を掛けられ、気づいたら仲良しさんがいっぱい! 素敵な交流は現在もずっと続いています!
 ちなみに、このコラムにも(匿名で)しょっちゅうねーねーのこと書いてるけど大丈夫?と聞いたところ、「全然OK!どんどん書いて!(にっこり)」とのことなので、今後もねーねーとの愉快な毎日をご報告できそうで嬉しい私です♪

【パターン② 同世代の絆は最強!?「アグ」がつなぐ楽しい日々】

 移住したばかりの頃、あちらこちらで挨拶をするたびに、「あっきーさんの干支は何かね?」と聞かれていたのですが、多良間では、「同級生」「同じ干支同士」の繋がりが強いと感じています。島には中学校までしかなく、小学校・中学校共に1校ずつしかないため、「同級生同士」の繋がりは、高校・大学へ進学した後、社会人になっても続いています。その「同級生」のことを、「アグ」と言い、「自分は〇〇さんとアグでね~」などという会話が繰り広げられます。
 ひと学年に何クラスもある小学校(高校は11クラス!)で育った私には、「アグ」という存在はとても新鮮に映りました。同級生と言っても特別な感覚はなく、同じクラスでなければ、「誰だったっけその子?」状態。多良間のアグ同士の繋がりを少し羨ましくも感じます。

※中学校は1学年1クラス。小学校は複式学級の学年もあります(写真は中学校)。

 私の干支を聞いた皆さんは、口々に「じゃぁ△△さんのところの長男と同じだ」とか、「自分も同じ干支だから僕が一回り先輩やな~」と、様々に会話が盛り上がります。余談ですが、沖縄では干支で年齢を推察することが多く、特に女性にとっては年齢を直接聞かれないという安心感があります(本人の印象と干支で、大体の年齢を察してくれる)。
実はこれがちょっと落とし穴で、移住して1年、仲良しのにーにーと会話をしていた時のこと。「あっきーさん、役場の◇◇さん(どう見ても年下)とアグさね~?」・・・・いや、若く見られるのは嬉しいんですけど(笑)、苦笑いしながら、一回り上ですよ~と訂正しておきました。

 閑話休題。
その「アグ」がきっかけで、人付き合いの輪が広がったことが多々あります。同僚のS氏(男性)は私とアグなのですが、お酒を飲むことが大好きで、来たばかりの頃には「アグ」仲間でよく飲みに誘われました(時には夜中の2時頃に電話が来たことも!)。先にも書いたのですが、島の人はどこかの家に集まって飲むことも多いです。S氏もしかり。ご実家にお母様がお住まいで、そちらに屋外の「飲みスペース」があります。誘われた時には、S氏のご実家で飲みます。
 飲みに通って(?)いるうちに、お母様とも意気投合。なんとお母様も私と同じ干支(24歳上)ということで話が大盛り上がり。「あっきーちゃん、息子に呼ばれなくてもいつでも来ていいのよ~♪」、「今度お昼ご飯ここ(実家)で一緒に食べようね~」と、実際にS氏抜きでも仲良くさせて頂いております。

※「おかぁ」のおかげで、横浜の母に素敵な海を見てもらうことが出来ました☆

「おかぁ」に今まで言われて一番嬉しかった言葉は、「あっきーちゃん、横浜には横浜のおかぁ(私の母親)がいらっしゃると思うけど、ここでは私を『多良間のおかぁ』と思って、なんでも言ってね」。そんな「おかぁ」の優しさに甘えて、仕事が休みの日にはお昼ご飯をご一緒する日常が始まりました。極めつけは、私の母が来島した際には(横浜と多良間のおかぁの共演!笑)、私が仕事で母を案内できない時間帯、母と一緒に島内をめぐってくれたりもしました。アグから始まった素敵な繋がり、今後も大切にしていきたいと思っています。

【パターン③ 他の区には負けないぞ!?町内会的「区民」の繋がり】

 沖縄ではだいたいどの市町村でも、「区」や「地区」という住民の組織があります。内地でいうところの町内会的役割で、清掃やサトウキビの収穫(キビ倒しという)などをしたり、イベントなどがあった際には集まってお酒を酌み交わすこともあります。多良間には、仲筋(なかすじ)・塩川(しおかわ)・水(みん)納(な)の3つの字(あざ)があるのですが、水納字を除く仲筋字・塩川字にそれぞれ4つずつ「地区」があります。私も仲筋字のとある区に属しているのですが、そこでの人付き合いはなかなか「濃くて」楽しかったりします。

 島の行事には、「地区単位」で参加することが多くあります。その中でも特に盛り上がるのが、毎年11月3日に開催される「村民運動会」。水納島水納区を除く8つの地区対抗(水納島は離島のため区としては不参加となります。)で行われるこちらの運動会、子どもたちからおじぃおばぁまで、全員が出場できるように種目にも工夫が凝らされています。地区対抗リレーなどの「走るだけ」の種目以外にも、子どもたちの「玉入れ」、年配の皆様の「輪投げ(点取り輪といいます)」「ナワナイ(神事用の縄をない、その出来栄えを競う)」など様々。

※開会式の整列も地区ごとに!地区のカラーもあり、私の地区のカラーはオレンジです!

 え、私はどの種目に出たのかって??
地区の中では「若手」に入るらしいので、「走る系」の種目に軒並み名前がありました(笑)。ちなみに、急遽出られなくなった方がいらして、「あっきーさん出て!」と予定外の出走もありました。いかにも「田舎の運動会風」ですよね♪何回も走る方は疲れるのですが・・・。

※子どもたちも元気に玉入れです♪みんな頑張れ!!

 ちなみに、この運動会に対する各地区の熱量がそれぞれ違うのがなかなか面白くもあります。私の地区は、順位は度外視で「みんなで頑張って、夜には美味しいお酒が飲めたらいいさね~」というゆるい感じなのですが、別の区では「目指せ連覇!絶対勝つぞ!」と、地区名を連呼しながら選手を大声で応援する光景も見られます。グラウンドでは各地区ごとにテントが張られ、みんなで選手を応援し、昼には一緒にお昼ご飯を食べ、と楽しい時間が過ぎていきます。

※前回の運動会のリレーで、奇跡的にトップを走る私(笑)。無事に1位でゴールしました♪

 私の地区は、ゆるい感じなので毎回トップ争いとは無縁なのですが(笑)、応援だけは一番だと思っています♪運動会開始前には、全員で応援歌を大合唱(なんと、地区ごとに応援歌がある!)。その元気さが審査委員の方々の心に刺さったのか分かりませんが、「村長特別賞」を頂くことが出来ました!賞状とビール1ケースを頂き、満面の笑みの区長に場も和みます♪この日の夜のゆんたくが最高に盛り上がったのは言うまでもありません。

 そんな愉快な地区づきあいですが、今までで一番びっくりしたのが、「お歳暮」があることです。地区によって内容は違いますが、私の地区では昨年末なんと、「お米5kg」が区民に配布されました!一人暮らしの私にとっては、しばらくお米を買う必要がなくなったので、本当にありがたい限りです♪地区の方からおすそ分けで季節の野菜を頂くこともあり(農家さんが多いので)、ご近所付き合いの大切さをしみじみと感じる今日この頃だったりします。
 島での人間関係は難しい、というのはよく言われますが、私にとってはさほど難しいと感じることはありません。多良間の皆様は気さくな方が多く、道で会えば、知らない人同士でも挨拶を交わし、何かあれば声をかけてね~というご近所さんがいる生活には、顔が見える安心感があります。もちろん大変な時もありますが・・・。
 慣れれば意外に快適な、離島での人付き合い。思い切って飛び込んでくれば、優しいしまんちゅたちがあたたかく受け止めてくれること、請け合いです♪