投稿日:2026.02.17

沖縄ならではの文化!「模合」ってなに?

みなさんこんにちは!学生レポーターの崎濱こころです。
今回は沖縄独特の文化「模合(もあい)」を紹介したいと思います!
県外の方には「模合」という言葉を初めて聞いた人が多いのではないでしょうか。聞いたことはあっても、詳しいことは分からないという人も多いかもしれません。

1.模合ってどんなもの?

模合とは、仲間同士で定期的に集まり、毎回決まった金額を出し合う仕組みです。基本的に月に1回行われ、集まったお金は順番に誰かが受け取ります。
資金調達のようなお金を目的とした模合が無いとは言えませんが、私の周りでは友達同士で行うような模合が一般的だったため、今回はそこを深掘りしていきます!

2.歴史をちょこっとご紹介!

沖縄の「模合」という言葉が公的に使われた最初の記録は、1733年まで遡ると言われています。
琉球王府編の正史『球陽』にある「模合の法」で、支給米の一部を共同で蓄え、困っている人に分け与えることを定めたものでした。模合とは、助け合いを公式に認める制度だったのです。
また、戦前の沖縄では、村の中で模合のような助け合いが生活を支える役割を担っていました。そして戦後、都市化が進む中でも郷友会などを通して人と人の繋がりを大切にしながら、模合は形を変えて現代まで受け継がれてきたのです。

3.今の模合はどんな感じ?

最初に少し触れましたが、現在の模合は、友達同士や職場、同窓会などの仲間内で行われることが多く、形式もかなり自由です。
毎月集まって近況を話したり、食事をしながらゆっくり過ごしたりと、集まること自体が目的になっていることも少なくありません。特別なことをしなくても友達に会える場所が模合という場なのです。

大声では言えませんが、沖縄で模合は一般的なので、気兼ねなく友達と食事に行ける口実としてもあるかもしれませんね(^^)

4.模合の背景にあるもの

ここまで読んできて「お金が絡むのに大丈夫なの?」と驚いた人もいるかもしれません。
しかし、沖縄の模合は厳密な制度のようなものではなく、信頼関係を前提とした集まりです。
沖縄には「ゆいまーる」という言葉があります。協働作業を意味する「結い」と「廻る」を意味する「まーる」がくっついた言葉で、困ったときはお互い様という助け合いの考え方を表しているのです。お金を出し合う仕組みではありますが、損得よりも人との繋がりを大事にする「ゆいまーる」の価値観が模合としても受け継がれてきたのでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

皆さんの中で沖縄の模合について少し理解が深まったのではないでしょうか。

沖縄には他にも面白い文化がたくさんあるので気になった方はぜひ調べてみてください!

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参考文献

渡口紘子,2022,「模合のつながりと社会的機能」, https://u-ryukyu.repo.nii.ac.jp/record/2019558/files/No106p239.pdf ( 2026年2月12日時点)

おきなわ物語,2023,「うちなんちゅ」, https://www.okinawastory.jp/about/know/uchinanchu
( 2026年2月12日時点)