投稿日:2026.03.03

大迫力!八重瀬町志(し)多伯(たはく)の獅子加那志(ししがなし)豊年祭

 はいたーい!琉球大学、学生レポーターの伊波萌夏です!

 9月の沖縄といえば「豊年祭」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

 豊年祭とは毎年8月15日を中心に五穀豊穣、無病息災などを祈願して沖縄各地で行われる伝統行事です。同じ豊年祭でも、地域によって舞踊や獅子舞、綱引きなど様々な演目があり、地域の味を感じられます。

 今回私は沖縄県南部に位置する、八重瀬町字志多伯の「獅子加那志(ししがなし)豊年祭」を紹介します!

 志多伯(したはく)の豊年祭は約300年という長い歴史を持ち、人の年忌法要と同じく、1年忌、3年忌、7年忌、13年忌、25年忌、33年忌の節目に当たる年だけ行われます。志多伯は地域の守り神である獅子加那志が主役のお祭りであることが特徴です。獅子加那志は1945年の沖縄線で一度は焼失してしまったものの、戦後、戦火を逃れたデイゴの木で再作成され、今まで大切にされてきました。この獅子加那志は豊年祭当日だけのお披露目で、普段の練習ではレプリカの獅子が代用されています。

↑ 獅子加那志を先頭に道ズネーしている様子

 豊年祭は二日にわたって行われます。一日目は昼から獅子加那志をお迎えし、出演者全員で8か所の門中(むんちゅう)や拝所を巡る「道ズネー」があります。道ズネーの途中では各所で子供たちによる舞踊や棒術、旗頭が披露されます。

↑ 道ズネーの途中で棒術の演武をしている様子

道ズネー終了後、両日18時から24時まで馬場で子供から大人まで地域住民、関係者主体で創り上げる舞台で以下のような様々な演目が披露されます。獅子加那志をはじめ、棒術の演武、舞踊、芝居、組踊など約30演目あり、迫力のある獅子加那志は前獅子、中獅子、後獅子と計三回披露されます。

↑ 若衆こてい節(中学生による演舞)
↑「松竹梅鶴亀」(松、竹、梅、鶴、亀の被り物を着用し、約10分に渡り、舞踊の締めを飾る演目。)

 2024年には13年忌の獅子加那志豊年祭が行われました。次回は、25年忌のため12年後の2036年に行われます。次に繋げるために志多伯では「継承」をテーマとしています。12年という長い期間が空いてしまいますが、毎週志多伯公民館では棒術や舞踊の稽古が行われており、現在も次なる獅子加那志豊年祭に向けて活発的に活動を続けています。

2036年、皆さんも貴重な「獅子加那志25年忌豊年祭」に足を運んでみてはいかがでしょうか。

‘志多伯公民館’
住所:沖縄県島尻郡八重瀬町志多伯231
電話番号:098‐998‐2141