投稿日:2019.08.05

300年の伝統!!我喜屋大綱引き

伊平屋は稲作が盛んな島です。
7月は収穫の季節。
今はちょうど美味しい新米が食べられる時季でもあります♪

そして収穫した後の稲藁は伝統行事である綱引きで使われます。
我喜屋集落の「我喜屋大綱引き」は毎年旧暦の6月25日に開催され、
約300年の歴史がある伝統行事です。

朝早くから区民総出で綱を編みます。

区民総出で綱を編む

まずは小綱を3人1組で編んでいきます。
そして小綱7本を1本に束ねて大綱を作ります。
とても暑い中、休憩を挟みながら協力して作り上げた綱はとても美しいと感じました。

小綱7本を1本に束ねて大綱を作る

綱引きは西の「内村」と東の「兼久」に分かれて行います。
夕方。日が落ちた19時半頃。
「ガーエー」が始まります。
「内村」と「兼久」に分かれた女性たちが
「おしくらまんじゅう」のように激しくぶつかり合います。
次は男性の番。
これがなかなか楽しい♪

ぶつかり合う綱引き

そして、ハシル―という神輿のようなものに乗った
西の阿麻和利と東の護佐丸の一騎打ちが始まります!

ハシル―という神輿のようなもで一騎打ち

なかなかの見応えです!!

さぁ、いよいよ綱引きが始まりました!
3本勝負で2回勝ったところの勝利となります。

今年の勝者はというと...
西の「内村」でした!

内村が勝利のときは豊作、兼久が勝利のときは豊漁になると言われています。

これからも豊かな自然、伝統が引き継がれる伊平屋島でありますように。。。

記者:叶雅美(伊平屋村)
奄美大島出身。
大学卒業後、田舎や島をフィールドに地域づくり事業に携わる。
2012年、沖縄県最北端の有人離島・伊平屋村へ移住。
観光コーディネーター・地域コーディネーターとして村の振興に関わる。
伊平屋島の観光パンフレットはこちらから無料でお取り寄せできます
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