投稿日:2020.01.15

沖縄ならではの”生年合同祝”とは?!

沖縄本島は東海岸、うるま市。
ガイドブックにも載っていて、地元の方にもビーチパーティーやドライブコースとして親しまれている海中道路。
さらにその先。車で行ける4離島には沖縄の原風景が残ります。

「生年祝(トゥシビー)」の檀上

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みなさんは毎年「干支」を意識されていますか?
筆者は、年末年始にしか干支を気にしていませんでした。
年齢より先に干支を聞かれ、そこから年齢を当てられることがあります。
これは、沖縄独自の「生年祝」も関係しているのではと勝手に解釈しています。

生まれ年の干支が重なる年のお祝い

「生年祝(トゥシビー)」の主人公の皆様

それが「生年祝(トゥシビー)」です。本州では、いわゆる年男・年女と言われる年ですね。
無病息災を願ってのお祝い。
数え年でカウントするので13歳からはじまり、長寿のお祝いでもある61歳、73歳、85歳、97歳と続きます。
旧暦の1月2日から13日の最初にやってくる「干支の日」に行うのが一般的なようですが、筆者が済む宮城島の上原集落では、新暦の1月2日に公民館で「子年生年合同祝い」が行われました。

主人公のみなさま、おめでとうございます!

ゲストによる民謡ショー

集落に住む該当年齢の方々が一堂に会し、会場準備、司会、幕開け、舞踊・・・自治会主体で地域住民が協力して作り上げます。今年はゲストによる民謡ショーもありました。もちろん最後はカチャーシー。

皆様楽しそうな様子

元を辿ればみんな親戚?と思うほど繋がりが多い地域ですが、筆者のような移住者にも優しくしてくれることからもわかる通り、集落全体がまるで家族のよう。温かみのある祝賀会でした。

記者 藤澤 利紗
東京都江東区出身。2016年11月から2019年10月までうるま市地域おこし協力隊として活動。任期終了後、島人が改修してくれた宮城島の古民家へ2段階移住。現在、就業しながら移動パーラーの開業準備中。