投稿日:2020.03.09

築95年以上の古民家を改装「喜色-Kiiro-」“さとうきびごはん”などヘルシー郷土料理を堪能

名桜大学大谷ゼミによるカフェツーリズム記事について

家事に育児に学校、日々の忙しい時間から一度離れ
沖縄北部にあるカフェで
自分の時間をゆっくり過ごしてみませんか?
今日はそんな時間を過ごしてみたい!という方にぴったりなカフェを紹介します♪

古民家カフェ「kiiro(喜色)」店名の由来

沖縄県名護市の古民家カフェ「喜色(Kiiro)」
古民家カフェ「kiiro(喜色)」
名護市字饒平名に佇むカフェkiiroとは店主の喜納さんが両親と3人で経営する「古民家」をモチーフとしたカフェです。この特徴的な名前にはこんな由来が…。
喜納さんが生まれ育った名護を離れ県外の大学に通っていた頃、県外出身の友人にこんなことを言われたんだそう。「喜納さんの苗字って喜びを納めるって書くなんて素敵な名前だよね」。その時、喜納さんは沖縄ではよくいる喜納という苗字について考え、この学生時代に言われた言葉がずっと心に残っていました。
また「喜びの表情が心の中で包みきれず、顔中に溢れ出ているさま」という意味を持つ四字熟語「喜色満面(きしょくまんめん)」という言葉を知り、自身の苗字にも含まれている「喜」という字を使い、「喜色(きいろ)」という名前が誕生したそうです。

「さとうきびごはん」など沖縄の食材が盛り沢山

沖縄県名護市の古民家カフェ「喜色(Kiiro)」メニュー
メニューは、喜色御膳(¥1300)とゆし豆腐セット(¥850)。
沖縄県の食材をふんだんに使ったボリュームがあってかつヘルシーな料理です♪

沖縄県名護市の古民家カフェ「喜色(Kiiro)」の喜色御膳とゆし豆腐セット
注目して頂きたいのは、「さとうきびごはん」です!
「さとうきびごはん」はさとうきびの繊維を発酵させたものを白米に混ぜており、少しだけ黒糖の香りを感じることができます。また、一緒にさとうきびの食物繊維も取れちゃいます!
お吸い物は沖縄県の郷土料理「ゆし豆腐」が使われています。こちらは自家製でオカラを出さずに作っているため、ゴソゴソした感じが残っていますが栄養が丸ごと入ったお豆腐になっています!
お豆腐の肉巻きは沖縄県のブランド豚の「あぐー豚」、がんもどきにも「ゆし豆腐」を使っているそう。
もずくやシークワサー、紅芋など沖縄の食材が盛り沢山で美味しくいただきました♪

沖縄県名護市の古民家カフェ「喜色(Kiiro)」のゆし豆腐セット
↑こちらはゆし豆腐御膳です。
喜色御膳に比べると品数が少ないですが、さとうきびごはんにゆし豆腐のお吸い物、ちゃんぷるーなど沖縄の食材を使った料理を楽しむことができます!
喜色御膳のボリュームは食べられないかも…という方はゆし豆腐御膳をおすすめします!

またゆし豆腐(¥350)とさとうきびごはん(¥150)は単品の注文もできます。

沖縄県名護市の古民家カフェ「喜色(Kiiro)」のスイーツ ベイクドチーズケーキ、シークヮーサーとオレンジのケーキ、ガトーショコラ
続いてカフェメニューでもあるスイーツやドリンクを紹介します。

スイーツは喜色オリジナルスイーツを日替わりで用意されています。
今日のスイーツを知りたい方は店内黒板もしくはスタッフに声をかけてください♪

この日のスイーツは
ベイクドチーズケーキ
シークヮーサーとオレンジのケーキ
ガトーショコラ
の3品でお値段は3品とも400円でした。

特におすすめしたいのが、チーズケーキです。
ほどよい甘さでしっとりしており、後で余韻に浸ってしまうようケーキでした!
もちろん他のケーキもとても美味しかったです!

沖縄県名護市の古民家カフェ「喜色(Kiiro)」のベリーベリーアイスティー
ドリンクはソフトドリンク、オリジナルドリンク・コーヒーと豊富なメニューから選ぶことができます。

今回はベリーベリーアイスティー(¥500)とホットコーヒー(¥500)を注文しました。
ベリーベリーアイスティーは、最初はベリーの味が強いと思っていたけど、アイスティーの味をしっかり残しつつ、ベリーの香りが程よく香ってきて美味しくいただきました♪
ホットコーヒーは毎月異なる豆を仕入れていて、今月はモカ・ヨーロピアンリッチ・キングマンデリンから選ぶことができました。毎月豆を替えているところにこだわりを感じました!

築95年以上の古民家は大宜味村からやってきた

沖縄県名護市の古民家カフェ「喜色(Kiiro)」 築95年以上の古民家は昭和8年に屋我地島へ移動
~ここで少し喜色についてお話しします♪~
古民家は知り合いの家を紹介してもらい、2012年に古民家風カフェ「喜色-きいろ-」をオープンしました。それまで古民家は大宜味村にあり、昭和8年に屋我地島に移動しました。現在は中をリノベーションし、築95年以上の古民家として今も建っています。

沖縄でも、古民家は珍しく沢山の観光客や地元の住民で毎日賑わっています。また、客層は様々で家族や観光客、海外の方はもちろん、古民家の落ち着く雰囲気を求めてひとりで来るお客様もいます。
昼食として御膳を食べたり、ケーキとドリンクを注文し1人でゆっくり過ごしたり、1人1人にあった時間を過ごすことができます♪

沖縄県名護市屋我地島にある人気カフェ「古民家カフェ喜色-Kiiro-」店内の様子
店内は木材を基調としており、ほっこりするようなカフェになっています。
入口には段差がありますが、店内はフローリングのため老人ホームの方々がよくお食事に来られるのだとか!
入口の段差に関してはお客さんに対応し取り外し可能なスロープを用意してくれます!
お店の方はとても優しい方なので気軽に声をかけてみてください!

沖縄県名護市屋我地島にある人気カフェ「古民家カフェ喜色-Kiiro-」ベビーベッドもあります
喜色は「ほっこりして安心して食べられる。また、外で子供たちを庭で遊ばせながらゆっくりできるアットホームな場所」をコンセプトとしており、
沖縄県名護市屋我地島にある人気カフェ「古民家カフェ喜色-Kiiro-」ベビーチェアも用意
ベビーベッドやベビーカーの持ち込みはもちろん、ベビーチェアなども用意しています。

沖縄県名護市屋我地島にある人気カフェ「古民家カフェ喜色-Kiiro-」畳席
畳の部屋もあり小さいお子さんを連れて来店されても安心です。

沖縄県名護市屋我地島にある人気カフェ「古民家カフェ喜色-Kiiro-」の庭
敷地内には広いお庭があり、子ども達が外で遊んでいる間、お父さんお母さんはゆっくりお食事をしている方もいるのだとか!また、お友達同士子連れで来店された際も親子そろって良い時間を過ごせそうなカフェです。(事前に予約をすれば貸し切りも可能とのこと!)

喜色がある場所は住宅も多く道も入り組んでいるため、食事の後の散歩コースとしても楽しむことができます。また、自転車で来ている人にも楽しんで頂けるようサイクルスペースも完備しており、まさにアットホームな場所となっています。

蜂蜜が収穫できる時期限定メニュー

~ここで少し特別なお話を教えちゃいます♪~
古民家カフェ喜色では、屋我地島で養蜂をやっている知り合いがいるため蜂蜜が取れる時期には店の外で養蜂を行い、蜂蜜を使ったスイーツなども提供しているんです。
蜂蜜を使ったケーキは大人気で1度は食べて欲しいケーキの1つだとか…♪
ちなみに、蜂蜜が収穫できる時期は夏と年末らしいですよ。
ぜひ蜂蜜が収穫できる時期に訪れてみてください♪

沖縄県名護市屋我地島にある人気カフェ「古民家カフェ喜色-Kiiro-」養蜂の様子
↑養蜂の様子

心温まる優しい空間「喜色」に訪れてみてはいかがでしょうか?

【基本情報】
沖縄県名護市屋我地島にある人気カフェ「古民家カフェ喜色-Kiiro-」の基本情報

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【名桜大学国際学群観光産業専攻3年次 大谷ゼミ】
・北野里沙、高橋怜央、香村悠介、髙倉南咲、仲西未菜美