投稿日:2018.04.06

神秘のパワースポット!?

沖縄県最北端に位置する有人離島・伊平屋島。
沖縄本島の今帰仁村運天港からフェリーで80分の船旅で行くことのできるこの細長い島には豊かな自然と様々な伝説や言い伝えが数多く残っています。

島の最北端、クバ山。
クバ山
クバの木が山全体を覆い尽くしています。

クバはビロウの木のこと。大きく広がるクバの葉は様々な利用方法があり、遠い昔から扇やカゴ、クバ笠などの材料として用いられています。
クバクバ笠・扇

人々の暮らしを豊かに、そして便利にしてきたクバは「神木」とされ、御嶽(うたき)と呼ばれる拝所に生えていることも多くあります。

それゆえ、伊平屋島ではクバ山を神聖な山として昔から崇めてきました。

そんなクバ山のすぐ側にあるスーガ浜。
リーフの内側が天然のプールのようになっており、静けさと穏やかさが心地よい場所です。
まるで神様の懐に抱かれているかのよう。
スーガ浜 天然のプール

時間が経つ毎に変わりゆく景色にも心が動かされます。
夕方の景色もオススメ。
スーガ浜 夕日
日没直後は「黄昏時」といいますが、まさに黄昏るのにぴったりな場所。

何も考えず、時の流れと移りゆく景色に身を委ねる時間は自然と一体になっているような感覚さえ覚えます。

この場所で写真を撮ると「オーブ」がよく写り込んできます。
肉眼では見えない何かと身体の細胞が対話しているのかもしれません。

「何もしない」

からこそ感じるもの 見えるもの。

たまにはそんな贅沢な時間を伊平屋島で過ごしてみませんか?

記者:叶雅美(伊平屋村)
奄美大島出身。
大学卒業後、田舎や島をフィールドに地域づくり事業に携わる。
2012年、沖縄県最北端の有人離島・伊平屋村へ移住。
観光コーディネーター・地域コーディネーターとして村の振興に関わる。