投稿日:2022.01.14

石川岳の楽しみ方を山の管理人に聞いてみた

今回は、沖縄県うるま市・恩納村・金武町にまたがる「石川岳」の魅力を知るために、石川岳を管理している「沖縄県立石川青少年の家」の皆さまに取材しました。
石川岳への登山を考えている方は、ぜひご覧ください!

沖縄県立石川青少年の家とは?

沖縄県立石川青少年の家は、沖縄中部にある人気の石川岳を管理している施設です。
石川岳の魅力を最大限に感じてもらえるように、自然を残しつつ危険がないよう整備しています。

ここでは全国各地にある青少年の家と同じように、教育プログラムの一環として宿泊体験もできます。
最近は緊急事態宣言が解除された影響で、日に日に登山者が増えているとのことでした。

沖縄県立石川青少年の家の営業時間は、以下のとおりです。

・定休日:月曜日
・営業時間:8:30〜17:00

石川岳の特徴

沖縄県の中部に位置しており、うるま市・恩納村・金武町3つの市町村にまたがる石川岳。

沖縄県のちょうど真ん中にあることから、アクセスの良さは抜群です。

中部に住んでいる方はもちろん、南部や北部に住んでいる方からも人気の山となっています。

 

石川岳の草木はこの地域でしか見られないものも多いため、観光客からも人気。

一度山に入ると、まるで映画に出てくるジャングルの世界に迷い込んだような、そんな感覚を味わえます。

季節によっては、美しい花や紅葉を目にすることもできるでしょう。

 

また沖縄県は、北部の地層と中部〜南部の地層が異なっているのですが、その中間に位置する石川岳では、両方の地層を目にすることができるのが魅力です。

石川岳を登るときには、土の色の移り変わりも見てみてください。

 

そんな石川岳の標高は、204メートル。

標高が高く、登山上級者も楽しめるような登りごたえがあります。

沖縄県内にはもっと標高の高い山もありますが、多くの山では途中まで車で行くことができるようになっています。

石川岳は最初から自分の足で登るため、標高の高い山よりも登山をしっかり楽しめるでしょう。

石川岳にはどんな登山コースがある?

石川岳には、初心者〜上級者までが楽しめるように、A・B・Cと3つのコースが用意されています。

3つとも、スタートして間もない登山道には「息切れの坂」という傾斜のきつい坂があります。

最初から急な坂道を登るのは、石川岳の特徴と言えるでしょう。

坂を登って後ろを振り返ると…言葉を失うほどの美しい湾が見渡せます。

また、頂上から眺める、太平洋と東シナ海も絶景とのことです。

ここでは、それぞれのコースの特徴も紹介しておきましょう。

初心者向けの「Aコース」

初心者向けのAコースは、1〜1時間半ほどで手軽に登ることができます。

小学生や、登山経験が少ない方はAコースから始めると良いでしょう。

Aコースの見どころスポット

Aコースの見どころといえば、息切れの坂を登った後の景色!

背後には美しい湾が見えますよ。

①登山道上→②登山道の発→③息切れの坂→④A・B・C分岐点

⑤Aコースの✧上上へm✧石川岳頂上手前⑧石川岳頂上

✧下山道の始まり→⑧下山道→⑨しりもち坂→⑩しりもち坂→⑪下山道外む

    

 

キノボリトカゲ

 

コゲラ

 

アカショウビン

 

ハグロトンボ

中級者向けの「Bコース」

中級者におすすめなのは、2時間半ほどで登れるBコース。

Bコースは、一度山の裏まで少し下り、そこから登りはじめます。

下り坂のところには「原始の森」と呼ばれる森があり、恐竜が出てきそうなジャングルを楽しむことができます。

まるで気分は冒険家です。

①登山道②登山道の始まり③息切れの坂④AA・B・分岐点
⑤涼風の森⑥原始の森⑦Bコース入り口⑧まんりょうの坂
⑨ B・C合流地点(上)⑩ 頂上まで250m(忍耐の坂)⑪頂上まで50m(竹林)⑫石川岳頂上
⑬下山のスタート⑭下山道⑮しりもち坂⑯もうすぐ下山終了

Bコースの見どころスポット

Bコースの見どころといえば、ターザンの森です!

ターザンロープで遊べますよ。

上級者向けの「Cコース」

上級者におすすめしたいのは、3〜5時間ほどかかるCコース。

Cコースでは、浅い川を歩いて渡るところもあり、川のせせらぎを感じながら自然をもっと楽しめるでしょう。

石川青少年の家のスタッフ様からお伺いしたのですが、この川は「いくら雨が降っても濁らない」ほどきれいだそうですよ。

①登山道上→②登山道の発→③息切れの坂
→④A・B・C分岐点→⑤涼風の森→✧原始の森→✧ター山広場

 

⑧Cコーススタート⑨沢に登て⑩神秘の襲⑪友愛の池に友愛
⑫岩越の滝⑬友愛の池⑭無言の坂スタート⑮無言の坂

    

Cコースの見どころスポット

Cコースの見どころといえば、美しい小川!

暑い日にも癒されます。

石川岳に登山する流れ

石川岳に登山する際は、まず石川青少年の家で受付をしてから入山します。

初めて登山する場合には、このときに注意点やコースの説明をしてもらえるので、わからないことがあれば聞いておきましょう。

 

石川青少年の家側から登山する際には、必ず受付が必要です。

施設の営業時間を確認の上、時間に余裕を持って行くようにしてください。

また、下山後には施設で下山したことを伝えましょう。

なお、「石川市民の森公園」側からであれば、自由に入山できるそうです。

石川岳を楽しむコツ

石川青少年の家の皆さまに、”石川岳を楽しむコツ”をお伺いしました。

 

・事務所で受付をしてしっかり準備する
・ゆっくり景色を見ながら登る
・時間の余裕を持って登山する

 

登山道中にある「ターザン広場」は拓けているため、お弁当を食べるのに最適とのことです。
せっかく登山するなら、ご飯も用意して行くともっと楽しめるでしょう。

石川岳に登るときの服装

石川岳に登るときの服装や、準備をお伺いしました。

 

・長袖長ズボン
・登山しやすい靴(サンダルはNG)
・帽子
・飲み物(A・Bコースは500ml×2本、Cコースは500ml×3本が必要)
・軍手
 

毒を持っている虫が発生する時期もあり、ロープや木にもついている可能性があるため、軍手が必要と仰っていました。

コースによっては誰でも登れる山ですが、事前準備はしっかりした上で入山してください。

石川岳に登るときの注意点

緊急避退宣言の解除後、急激に登山客が増えているとのことです。

少人数の場合は予約不要ですが、20名以上の団体の場合は、予約が必要となります。

団体で登山する際には、事前に石川青少年の家へ問い合わせてください。

 

また、受付の際や人と会う際には、マスクの装着が必須となっています。

登山中は外しても大丈夫ですが、必ず持参するようにしましょう。

しっかりと準備をして石川岳登山を楽しもう

今回は、沖縄県立石川青少年の家の皆さまに取材した内容を紹介しました。

石川岳は、沖縄県内でもトップクラスに人気の山です。

しっかりと準備した上で石川岳を楽しみましょう。

 

ちなみに、石川岳ではスタンプカードを用意してあり、50回登ると記念品がもらえるとのことです。

登山好きな方は、50回を目指してみてはいかがでしょうか?