投稿日:2019.09.02

行列ができるほど大人気!居心地のよい島のパン屋さん「ベーカリーカフェAGUNI_FAN」が粟国島にオープン!

お店に入ると焼き立ての香ばしいパンの香りが漂うなか、「こんにちは~!」といつも明るい笑顔で迎えてくれるのは店主の宮本真理さん。
宮本さんは昨年まで粟国村地域おこし協力隊として活動された後、3年間の任期を終え、島内の一軒家を改装して起業したのが『ベーカリーカフェAGUNI_FAN』です。
「飲食店の少ない粟国島ではランチ難民が多く、食事に困っている観光客の方も見かけていました」
そんな問題を解決すべく、島の方にも観光の方にも喜んでもらえるようなお店を!と、カフェも兼ねたパン屋さんを2019年6月にオープンしました。

店主の宮本真理さん

お店の内装は明るい白を基調にしたシンプルで居心地のよい空間になっています。
フェリー乗り場から歩いても6分程度。観光で島内を巡った後などの休憩スポットにもぴったりのお店です。
ゆったりと座ることができるソファースペースもあり、休日には島の方、観光の方ともくつろいで過ごしている姿が見られます。

基調にしたシンプルで居心地のよい空間

『粟國の塩』からもちきび、ドラゴンフルーツまで、粟国島の特産を活かしたパンの数々

地域おこし協力隊の任期中は特産品開発にも力を注いでいた宮本さん。
2018年の離島フェアで優良特産品優秀賞を受賞した『もちきび麺』など、数々の商品開発に取り組まれていました。
現在も積極的に島の食材を取り入れ、ベーカリーのすべてのパンに全国的にも知られている『粟國の塩』を使用しています。宮本さんオススメの『塩パン』は小麦の香ばしさと『粟國の塩』の風味が絶妙にマッチした、シンプルなおいしさです。
他にも粟国島特産のもちきびや黒糖のパン、島で採れたドラゴンフルーツのカップケーキと島ならではの素材を活かした商品が並びます。

宮本さんオススメの『塩パン』

素材にこだわって作られた焼き立てのパンは、プレオープンの際には行列ができるほどの盛況ぶりに。
ふんわりと柔らかく仕上げられた食パンはお好みの厚さに切ってもらうことも可能で、高齢の方でも召し上がることができると予約が入るほどの人気商品になっています。
サンドイッチ、ハムチーズパン、ウインナーパンとお昼ごはんにうれしいお総菜パンも各種あります。

サンドイッチ、ハムチーズパン、ウインナーパン

粟国島のゆったりした時間を焼き立てのパンとおいしいドリンクと一緒に…

ドリンクはパンと一緒にテイクアウトも可能です。「自分が本当においしいと思うものだけを提供しています」と宮本さん。ホットコーヒーは1杯ずつドリップで淹れてくれるのが嬉しいところ。赤い花柄が素敵なやちむんのカップは、好きな作家さんのものだそうです。

ノンカフェインのコーヒー

ノンカフェインのコーヒー、紅茶、お子さま向けのソフトドリンクの他、オリオンビール、ビアカクテルなど、旅のひとときにあるとうれしいドリンクが揃います。
パンとアイスコーヒーをテイクアウトで。島の景色のよいスポットで気持ちのいい風を受けながら、ピクニックするのもオススメです。

パンとアイスコーヒーをテイクアウト

お手製のプリンは、店内限定のデザート。黒糖ミルク、豆乳、紅茶ミルク、抹茶、さんぴん茶などバリエーションが多く、日替わりのお楽しみになっています。
とろっと柔らかな食感と黒糖の甘み、ミルクのやさしい味が子どもたちにも人気のメニューです。

お手製のプリンは、店内限定のデザート

粟国島に流れるゆったりした時間を楽しみながら、焼き立てのパンとおいしいドリンクで一休憩。
旅の途中にしあわせなひと時を過ごせるお店は、島の新しい観光スポットです!

ベーカリーカフェ AGUNI_FAN
沖縄県島尻郡粟国村字浜109
12:00~19:00(L.O18:30)不定休
https://www.instagram.com/aguni_fan

記者:金村千沙(かなむらちさ)
北海道出身。フリーペーパーの編集者を経て、NPO法人に勤務。子どもの自然体験、環境教育、自然ガイド、地域づくりの仕事に携わる。2019年5月より沖縄県粟国村地域おこし協力隊として観光振興を軸に活動中。趣味は粘菌探しと粟国島のウーグの浜でぷかぷかと浮かびながら夕焼け空を眺めること。

粟国島地域おこし協力隊ブログ
https://a-chiiki3.wixsite.com/aguni-kyouryokutai