投稿日:2020.03.02

北の大地に『氷の首里城正殿』が出現!【元琉球王族、尚家が語る沖縄への想い】 

皆さん、こんにちは。

今回は、2月8日から同11日にわたり開催された北海道紋別市での第58回「もんべつ流氷まつり」において再現された氷像『首里城正殿』をご紹介したいと思います。
昨年10月末の首里城火災を受け、同実行委が首里城再建に向けた支援の一環として、氷像の建設をされました。会場では夜は首里城をイメージし赤くライトアップし、幻想的な氷の首里城を見る事ができました。

また、来場者から寄付金を募り、北の大地でも首里城再建に向けた支援の輪が広がっておりますことに胸を熱くいたしました。

北の大地での氷像『首里城正殿』

氷像には、約100キロの天然の氷柱が約4500本使われており、高さ10メートル、幅16メートル、奥行き9メートルもあります。陸上自衛隊が協力し、先月13日から26日間かけて制作、美しい流氷の首里城を多くの方々に楽しんでいただけたとのこと、深く感動いたしました。残念ながら尚本家の者は伺う事は出来ませんでしたが、社団法人のメンバーが御縁いただき、拝見の機を得ました。

濃厚細密に首里城正殿を再現

首里城正殿の龍柱、細部の装飾品、瓦など、氷で表現すること自体が難しい部分も多々ある中、濃厚細密に作られており、紋別市長宮川良一様は「沖縄の大切なシンボルが焼損し、地元の人たちの心の痛みは計り知れない。遠いオホーツクからの応援が伝わってほしい。」とのコメントを寄せられ、遠い北海道の地より沖縄に対する想いやりに、深く感じ入り、有り難く思っております。

筆者:尚 満喜(しょうまき)
1984年生まれ。
自由が丘 産能短期大学卒業
神職資格を取得し、現在は東海地方にて神職として神社に奉職しながら一般社団法人 琉球歴史文化継承振興会の副代表理事を務める。

◆一般社団法人 琉球歴史文化継承振興会
https://ryukyu.or.jp