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玉城町姉妹都市について【元琉球王族、尚家が語る沖縄への想い】

皆さん、こんにちは。
8月31日はウンケーがあり、沖縄ではお盆が始まります。旧暦の7月13日~7月15日までの三日間が沖縄のお盆であり、それぞれ13日がウンケー、14日がナカビ、15日がウークイと呼ばれております。ウンケーの日の朝は仏壇を綺麗にして、これから始まるお盆三日間の為に、供え物や飾り物を調えます。
基本となるお供え物は御酒、御水、御茶、供え花、サトウキビ、果物、ガンシナに乗せた果物、白団子になります。

また、ウンケーの御膳料理は文字通りお膳を用意し、その上に「ウンケージューシー(沖縄の炊き込みご飯)」と「ウサチ(酢の物)」を乗せ、手前に葉付き生姜を三本並べ、仏壇側にはお箸となる「ソーローハーシ」を配します。
御先祖様が多い場合は二膳用意します。
用意が出来ましたら、仏壇前より先に門前へ行き、御先祖様をお出迎えします。
一般的にお盆では、提灯を持ってお墓まで出迎える地域もありますが、沖縄では七夕の時にご報告しているので、門前のお迎えで叶います。ただ、沖縄の島々など、地域によってはお墓までお迎えすることもあります。

七夕とは、旧暦7月7日に「七夕(タナバタ)」と呼ばれる沖縄のお盆が近づいてきた事を、ご先祖様にご報告する為のお墓参りであり、旧暦行事を意味します。全国的な七夕とは少し違う意味合いとなります。

ウンケーにはウンケーの御願方があり、家長が沖縄のお盆を始めるための文言を唱えれば、ウンケーの御願は終了になります。その後集まった皆でご飯を共にします。

この旧盆期間は保育園や学童、お店等までお休みとなります。
コラム記事にはウンケーだけのご案内でしたが、ナカビ、ウークイと行事が続きまして、御膳料理の内容も変わります。

今年は沖縄県独自の緊急事態宣言が発出されており、旧盆の期間警戒体制が出されておりますので、父も私も沖縄ではなく内地でお盆を過ごす事に致しました。その為、少しでも沖縄の風を感じられる様に、玉城町にあるアグリに行ってきました。三重県の玉城町は1993年(平成5年)に沖縄県島尻郡玉城村と姉妹都市締結しております。

2006年(平成18年)1月1日に合併により玉城村は沖縄県南城市の一部となりました。
アグリには姉妹都市締結から沖縄の物産品が置かれております。

御先祖様にお供えする泡盛などを購入しに伺いました。今年は新型コロナウイルスの影響により旧盆期間まで沖縄県に伺えなくなるとは夢にも思いませんでしたが、沖縄県との繋がりを再確認出来る良い機会だと捉えております。今後のコラム記事も琉球の歴史の事など、内容を変更し、お伝えさせて頂けたらと思います。よろしくお願い申し上げます。

筆者:尚 満喜(しょうまき)
1984年生まれ。
自由が丘 産能短期大学卒業
神職資格を取得し、現在は東海地方にて神職として神社に奉職しながら一般社団法人 琉球歴史文化継承振興会の副代表理事を務める。

◆一般社団法人 琉球歴史文化継承振興会
https://ryukyu.or.jp

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