今年も沖縄市が熱い!各地域の青年会が練り歩く、旧盆行事の道ジュネー

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毎年、8月下旬から9月上旬にかけて、耳を済ますとあちこちから太鼓の音が聞こえてきます。

沖縄のお盆は、旧盆(旧暦7月13日〜15日)の3日間でおこなわれ、初日のウンケーにご先祖さまをお迎えし、最終日のウークイにお見送りする、本州でもおなじみのもの。盆踊りにはエイサーという沖縄独特の太鼓の演舞があり、地域の青年会がエイサーを舞いながら各地の住宅街などを練り歩く「道ジュネー」は、旧盆行事の風物詩のひとつです。

沖縄市は「エイサーの町」を宣言しているほどエイサーが盛んな地域。旧盆の道ジュネーはもちろん、夏のエイサーナイト、沖縄最大の観客数を誇る「全島エイサー」など、数多くのエイサーイベントがおこなわれます。

沖縄市では、旧盆になると23ある各地区の青年会を中心に、夜19時頃から地区の公民館を起点に道ジュネーの練り歩きがスタートし、深夜になるまで踊り続けます。市内を歩くと、あっちこっちから太鼓の音、掛け声、三線の音が聞こえてきて、沖縄の旧盆の訪れを感じるのです。

2018年の旧盆は、8月23日(木)〜25日(土)。

初日(ウンケー)、中日(ナカヌヒー)は天気にも恵まれ、青年会たちの舞を見ることができました。私が練り歩きに同行した地域では、道ジュネーのことを「シママーイ」と呼ぶそうです。旗頭を先頭に、三線を持って歌う地方(じかた)、大太鼓、締太鼓、踊り手たちが、統制をとった隊列のまま、大通りも細い裏路地も乱れることなく練り歩いていました。

そして観客たちは、踊り手の最後尾に続いて一緒にゾロゾロと歩きます。この日ばかりは、小さな子供達も夜更かしをして、元気に踊るお兄さんやお姉さんたちを眺めながら、楽しそうに応援していました。

道ジュネーの最中、別の地区の青年会と鉢合わせすると「ガーエー」と呼ばれる白熱したエイサーの踊り合戦が始まります。どの地区も気合いの入った演舞を披露するので見応えのある迫力。周囲から歓声が沸き、観客もその熱にのまれていました。

沖縄市の道ジュネーは沖縄県外でも有名で、これを見るために訪れる観光客もいるそうです。ご先祖のお見送りを終えて旧盆が終わると、次は全島エイサーの出番。沖縄市コザ運動公園に沖縄県内の青年会たちが一同に集結し、お昼から夜までエイサーを踊り続けます。

そして全島エイサーのイベント終了とともに、沖縄の暑い夏は終わりを迎えていくのです。

山口 郁子
山梨県出身、2006年沖縄に移住。
大学にて写真を勉強する傍ら、那覇市のコミュニティースペース「おきなわダイアログ」のイベント運営に携わる。

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