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南大東島の旧盆エイサーについて-南大島村のお盆(2)

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沖縄の旧盆には欠かせないエイサー。もちろん南大東島にもあります。毎年、島の青年会によって行われており、島全体が盛り上がる一大イベントです。島に住む20代から30代の若者が中心ですが、夏休みで島に帰省した高校生が参加することも。

毎年、エイサーは、旧盆初日のウンケーから最終日のウークイにかけて3日間行われます。1日目は役場などの公共施設を中心に、2日目は各自の集会所に、3日目は人が多く住む住宅地を中心に島を練り歩きます。

歌三線が盛んな南大東島のエイサーは、オリジナル曲を使った演舞が多いことが特徴。歌と踊りで島全体がひとつになるエイサーの光景は必見です。

そして、最終日のウークイへ

1日目と2日目は夜遅くまで演舞していたエイサーも、3日目には比較的早めに終了します。各家庭でウークイが行われるためです。ウークイとは、あの世へ戻るご先祖様をお見送りする儀式のこと。エイサーを踊っていた青年たちを含め、一族総出でお見送りします。

私の家庭では、エイサーに参加した妹たちが帰宅した夜10時ごろにウークイをしました。

親戚一同が仏壇に集まり、ウチカビ(あの世のお金)を焼いてご先祖様に捧げます。仏壇に供えたお茶や花、杖となるサトウキビなどと一緒に家の外に置き、線香をあげてウークイは終わりを迎えます。

しかし、旧盆の風物詩はもう少し続きます。余ったごちそうやお菓子、果物を親戚一同で取り分けてそれらを消費する作業があるためです。ウークイ翌日の朝ごはんや昼ごはんは盆のごちそうの残り物、なんてことは沖縄県民のあるあるなのではないでしょうか。我が家では和菓子や果物を消費する担当は私で、島を出発する際にはスイカをまるまる一玉渡されました。(笑)

南大東島の良いところは、島民ひとりひとりがのびのびと生活していること。観光客ウケする観光地があまりないと言われることもありますが、その分過度な観光地化はされておらず、離島ならではのゆったりとした雰囲気を味わうことができます。

ぜひ一度、南大東島を訪れてみてください。豊かな島の自然と、あたたかな島の人たちがみなさんをお待ちしています。

(文・撮影 こうちたつき)

プロフィール:
南大東島出身。沖縄県内の大学に通う現在3年次。Webを活用した地域活性化ができる人材になるべく、ライティングやマーケティングなどを鋭意勉強中。フリーのWebライターの元でアシスタントとしても活動している。Twitterアカウント:@wap00004

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